#cmdevio2016 Developers.IO 2016 札幌 「ところで、Xamarinってどうよ!?」というタイトルでお話しさせて頂きました。
1 はじめに
2016年7月10日(日)に開催された弊社主催イベントDevelopers.IO 2016 札幌において、「ところで、Xamarinってどうよ!?」というタイトルでお話しさせて頂きました。
使用したセッションタイトル及び、スライドは、以下です。
ところで、Xamarinってどうよ!?
講演者: 平内 真一/クラスメソッド株式会社
C#でiOS/Androidのネイティブアプリが作成可能なXamarinは、今年、4月から無料で利用が可能になりました。私は、もう2年以上前から機会を頂いてXamarinに触れてきましたが、この間、Xamarinについて書いたブログは、150本を超えました。 私の感じたXamarinは、非常に強力ではあるが、難しさもある。また、簡単に実現できることもあれば、限界もあります。セッションでは、この辺をできるだけ分かりやすく解説させて頂きたいと考えています。 「ところで、Xamarinってどうよ!?」 なんて思っている方は、是非、足をお運びください。
Developers.IO 2016 in 札幌 #cmdevio2016
2 概要
お話しさせて頂いた内容は、概ね以下の通りです。
(1) Xamarinとは
Xamarinにおける2種類の開発手法(ネイティブ及びForms)について整理させて頂きました。
(2) Xamarinネイティブ
Xamarin.iOS及び、Xamarin.Androidと呼ばれる、各プラットフォームごとのXamarinネイティブ開発が、いかに既存のライブラリとソックリに設計されているか、そして違和感なく導入できるかを、コードの対比を中心にお話しさせて頂きました。
(3) Xamarin.Fomrs
Xamarin.Formsと呼ばれる独自のフレームワークが、実行段階で各プラットフォームのUIにマッピングされる仕組みについてお話しさせて頂きました。 また、各プラットフォームのコントロールが如何に違ったものであり、また同じであるかをアニメーションで対比させることを紹介させて頂きました。
(4) アプリ紹介
最近Xamarinを使用して作成したアプリが、実装に動作している様子を見ていただきました。
- [ Xamarin.Forms ] WebViewを拡張したFacebookアプリ
- [ Xamarin.iOS ] SpliteKitによる縄神さま
- [ Xamarin.iOS+コンポーネント ] AR(拡張現実)アプリ
- [ Xamarin.Forms ] BoxViewをレンダラー拡張を利用したお絵描きアプリ
(5) っでどうよ・・・
色々な、Twitterメッセージを例に、Xamarinの利点・欠点・威力・限界・取り組み方などについて、私の感じているXamarinをお話しさせて頂きました。
なお、少なくとも、私の中で、以下の結論は揺るぎません。
Xamarinを使用すれば、C#でAndroidやiOSが書けるが、C#erが、いきなりモバイルアプリを書けるとは、誰も言ってない
3 最後に
遂に無料で利用可能になったXamarinですが、数年にわたって利用してきた経験から、Xamarinの威力や現状を誤解のないようにお伝えできればと考えて準備したセションですが、少しでも伝わっていれば嬉しいです。
今回のDevelopers.IO札幌には、休日であり、また天候も優れない中、多数の方々にお越しいただき本当に有難うございまいました。